そもそも私たちがよく耳にしている
“免疫力”という言葉、
実は医学用語としては存在しないものです。
よく目や耳にしますし、
皆さんもイメージがしやすい言葉かと思いますが、
厳密に言うと「免疫力」という存在が何なのか
明確に定義ができないから、という事なのだそうです。
とは言え、
免疫力アップさせたい！という言葉を使った時、
なりたい自分や目指したいゴールが「健康」である事は間違いなく
風邪やウイルスに感染するのは、
「免疫機能が低下する」事が大きな要因である事に間違いありませんので、
あくまで「免疫の諸々の機能を低下させないために」
という言葉をわかりやすく「免疫力アップ」という表現で伝えています。
では免疫力アップの（免疫機能が低下しない）ためには、
身体には何をしてあげたらよいかを考えてみましょう。
とにかく「温め」って大事
免疫機能を低下させないためには、
睡眠、栄養、ストレスの解消、適度な運動、
いわゆる規則的で健康的な生活を送る事が重要であると言われています。
そして、
良質な運動や睡眠、腸内環境、自律神経を整えるためにも、
身体を“温める”という事は非常に重要なポイントなのです。
■睡眠・自律神経の整え
人は深部体温が下がる事で眠気を感じます。
寝る前に入浴などでしっかりと温まる事は、
スムーズな入眠を促し、それにより脳や身体の休息もしっかりとれます。
良質な睡眠をとる事は、自律神経のバランスをとる上でもとても重要であり、
その眠りの質を上げるためには“温め”が重要です。
■腸内環境
温めると血管が拡張される事で、
栄養や酸素が十分に行きわたるようになります。
そうすると胃腸は活発になり、代謝のアップにも繋がります。
逆に冷えてしまうと消化不良や便秘など、
さまざまな不調を引き起こす可能性が出てきてしまいます。
「寒い」「手先が冷たい」などの症状なくとも、
身体の内側が冷えている事が往々にしてあります。
“冷やさない”ための“温め”。
飲み物を基本「アイスで」の方など、
お腹を触ってチェックしてみたほうがよいかもしれません。
お腹がひんやりと冷たければ内臓冷え注意です。
“温めて免疫力アップ！”と言うと、
少し安直すぎやしないかと感じる方もいるかもしれませんが、
免疫機能というシステムを正常かつ効率よくまわすためには、
「温め」が必須ポイントだ、と言う事が伝わりましたら幸いです。
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